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近畿地方

大阪府

粉もんの街と、天下の台所の名所

古くから「天下の台所」と呼ばれ、商業の中心として栄えた大阪府。食べることを大切にする土地柄から、「食い倒れの街」ともいわれます。

大阪のソウルフード・たこ焼きから、大阪城まで。大阪を代表する名産と名所を3つずつ紹介します。

数字で見る大阪府

面積

46位/47

1,905.26km²

ランキングで見る

人口

3位/47

875.7万人

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面積:国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」2026年7月1日現在
人口:総務省統計局「人口推計」2024年10月1日現在(千人単位)

大阪府の名産

たこ焼き

刻んだたこ入りの生地を丸く焼いた、大阪のソウルフード

  • 旬通年

たこ焼きは、小麦粉を溶いた生地に刻んだたこを入れ、専用の鉄板で丸く焼き上げた料理。大阪の「ソウルフード」といわれ、家庭用のたこ焼き器を持つ家も多くあります。

大正時代の末に、ラジオ放送の始まりにちなんだ「ラジオ焼き」が登場し、昭和のはじめに、大阪市内の屋台でその具にたこを使い始めたといわれます。最初は、ソースなどをつけずにそのまま食べていました。

戦後に濃いソースが生まれ、ソースに青のりと削り節をかけて、舟形の容器にのせるスタイルが広まったとされます。

焼くときは、鉄板をしっかり熱し、生地の縁が白っぽくなったら少しずつ回して丸くするのがコツ。お取り寄せの冷凍たこ焼きなら、電子レンジやトースターで手軽に楽しめます。

お好み焼き

キャベツ入りの生地を鉄板で焼き、ソースで味わう大阪の名物

  • 旬通年

お好み焼きは、小麦粉の生地にキャベツなどの具を混ぜて鉄板で焼き、ソースや削り節、青のりをかけて食べる料理。大阪府内全域で、家庭でも日常的に食べられています。

ルーツは、千利休の茶会で出された「麩の焼き」ともいわれます。江戸時代の終わりに、溶いた小麦粉を鉄板で焼く習慣が庶民に広まり、明治時代の「洋食焼き」を経て、お好み焼きへと進化しました。

昭和30年代の終わりから40年代にかけて、大阪の名物として全国に知られるようになりました。泉州地域でとれるキャベツも、大阪のお好み焼きを支える味として知られています。

家で焼くなら、生地を丸く広げて豚バラ肉をのせ、返したらふたをして弱火でじっくり火を通すのがコツ。ふっくらと仕上がります。

泉州水なす

絞ると水がしたたるほどみずみずしい、泉州特産のなす

  • 旬旬は夏(収穫は4〜11月ごろ)

泉州水なすは、大阪府南部の泉州地域で育つなす。絞ると水がしたたり落ちるほど水分を多く含み、あくが少なく、皮も実もやわらかいのが特徴です。2025年に、国の地理的表示(GI)に登録されました。

江戸時代のはじめから泉州で栽培されてきたといわれ、ほかの土地で育てると性質が変わるとされます。皮が薄く傷みやすいため、長く地元を中心に食べられてきました。

収穫は4月から11月ごろで、旬は夏。生産地は、岸和田市や貝塚市、泉佐野市など、泉州地域の12市町です。

いちばんのおすすめは浅漬け。漬けたなすは、包丁で切るより、切れ目を入れて手で縦にさくと、風味よく味わえます。

大阪府の名所

大阪城

豊臣秀吉が築いた城の跡。巨大な石垣と、昭和に復興した天守閣

  • 行き方谷町四丁目駅・天満橋駅・森ノ宮駅・大阪城公園駅などから徒歩約15〜20分
  • 季節通年(春は桜の名所)

大阪城は、1583年に豊臣秀吉が築き始めた城。豊臣家が滅んだあと、徳川幕府が1620年から1630年にかけて城を築き直しました。城跡は、国の特別史跡に指定されています。

今の天守閣は、1931年に市民の寄付によって復興したもの。高さは地上55mで、8階の展望台からは大阪の街を見渡せます。館内は、歴史を紹介する博物館になっています。

城を囲む石垣は総延長約12km。推定で100万個もの石が使われているといわれ、驚くほど巨大な石も見られます。江戸時代に建てられた大手門は、国の重要文化財です。

天守閣の上の階へは、基本的に階段で上ります。城のまわりは大阪城公園として整備されていて、春は桜の名所としてもにぎわいます。

道頓堀

巨大な看板が並ぶ、食とにぎわいの街。川沿いの遊歩道も人気

  • 行き方各線の難波駅(なんば駅)からすぐ
  • 季節通年

道頓堀は、大阪・ミナミの中心を流れる川と、その周辺の繁華街。1612年に、道頓という人物らが私財を投じて川の開削を始め、1615年に完成しました。

江戸時代には芝居小屋が立ち並ぶ娯楽の街として栄え、それが今の「食とエンターテインメントの街」の土台になりました。今も、立体的な巨大看板がずらりと並ぶ景色が、道頓堀の名物です。

川沿いには、約600mの遊歩道「とんぼりリバーウォーク」が整備され、川を巡る観光船も運航しています。

たこ焼きやお好み焼きなど、大阪の味を食べ歩きできるのも道頓堀の楽しみ。夜はネオンが川面に映り、昼とは違うにぎやかな景色が広がります。

万博記念公園

1970年の大阪万博の跡地。岡本太郎の「太陽の塔」がそびえる

  • 行き方大阪モノレール・万博記念公園駅から徒歩約5分
  • 季節通年(休園日は原則水曜。時期により変わる)

万博記念公園は、吹田市にある、1970年の日本万国博覧会(大阪万博)の跡地につくられた公園。2025年の大阪・関西万博の会場(大阪市の夢洲)とは別の場所です。

シンボルは、芸術家・岡本太郎がデザインした「太陽の塔」。高さ約70mで、「黄金の顔」「太陽の顔」「黒い太陽」の3つの顔が外側にあり、2025年には国の重要文化財に指定されました。

塔の内部も見学でき、高さ約41mの「生命の樹」がそびえています。内部の公開は事前予約制で、前日までの予約が必要です。

園内には、広い自然文化園や日本庭園があり、季節の花も楽しめます。休園日は原則水曜日ですが、時期によって変わるので、出かける前に確認しましょう。

大阪城と道頓堀は、大阪の中心部から電車ですぐ。万博記念公園へは、大阪モノレールで北へ向かえます。家で大阪を味わうなら、たこ焼きやお好み焼きを焼いて、泉州水なすの浅漬けを添えれば、大阪の味がそろいます。

気取らないおいしさと、人のにぎわい。大阪は、食べて笑って、元気をもらいに出かけたくなる土地です。

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参考にした情報