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近畿地方

京都府

千年の都の味と、寺社と海の絶景

千年以上にわたって都が置かれた京都府。寺社や町家が残る京都市のほか、日本海に面した丹後や、お茶の産地・宇治など、多彩な顔をもっています。

800年の歴史をもつ宇治茶から、日本三景の天橋立まで。京都を代表する名産と名所を3つずつ紹介します。

数字で見る京都府

面積

31位/47

4,612.09km²

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人口

13位/47

252万人

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面積:国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」2026年7月1日現在
人口:総務省統計局「人口推計」2024年10月1日現在(千人単位)

京都府の名産

宇治茶

抹茶・玉露・煎茶を生んだ800年の歴史をもつお茶

  • 旬新茶は春

宇治茶は、京都府の宇治市を中心とする南部で受け継がれてきたお茶。京都・奈良・滋賀・三重の4府県でとれた茶葉を、京都府内の業者が宇治地域に伝わる製法で仕上げた緑茶を、宇治茶と呼びます。

宇治茶の歴史は、1191年に栄西が中国から茶を持ち帰ったことに始まるとされ、室町時代には宇治に茶園がつくられました。

16世紀には、茶畑に覆いをかけて日光を遮る「覆下栽培」が生まれ、抹茶が誕生しました。1738年には、手もみで仕上げる「宇治製法」が生まれ、今の煎茶のもとになりました。宇治茶の歴史を伝える地域は、日本遺産の第1号にも認定されています。

おいしくいれるコツは、茶葉に合わせてお湯の温度を変えること。玉露はぬるめ、煎茶はやや熱めのお湯で、うまみと香りを引き出しましょう。

京漬物

千枚漬、すぐき、しば漬など、京野菜を生かした伝統の漬物

  • 旬千枚漬・すぐきは冬(11月ごろから)

京都には、京野菜を使った個性豊かな漬物が伝わっています。なかでもよく知られるのが、千枚漬、すぐき、しば漬です。

千枚漬は、聖護院かぶを約3mmの薄さに削り、昆布と重ねて漬けたもの。江戸時代に、御所の料理方が考えたのが始まりとされます。酢を使うので、日持ちはしません。

すぐきは上賀茂の特産で、すぐき菜を塩だけで漬け、約40℃の「室」で乳酸発酵させた酸味のある漬物。しば漬は大原の名物で、なすと赤じそを2か月ほど熟成させて作ります。

千枚漬とすぐきは11月ごろから作られ始め、漬け込みの様子は京都の冬の風物詩です。ご飯のおともやお茶漬けのほか、お酒のさかなにも合います。

鯖寿司

若狭から鯖街道で運んだ塩さばで作る、京都のハレの日のごちそう

  • 旬通年(祭りの日のごちそう)

鯖寿司は、塩でしめた鯖を酢に漬け、棒状にした酢飯にのせて竹の皮で包んだ押し寿司。京都では、祭りなどのハレの日に欠かせないごちそうです。

海から離れた京都へは、福井県の若狭でとれた鯖を塩さばにして運びました。その道は「鯖街道」と呼ばれ、約70km(十八里)を一昼夜かけて歩いたといわれます。京都に着くころには、ちょうどよい塩加減になっていたと伝わります。

作り方は、塩さばを酢に30分ほど漬け、棒状のすし飯にのせて竹の皮で包み、軽く重しをして一晩なじませます。

鯖のうまみと酢飯がなじんだ、しっとりとした味わいが魅力。日持ちは商品によって違うので、表示を確かめて味わいましょう。

京都府の名所

清水寺

「清水の舞台」で知られる古寺。崖にせり出す本堂は国宝

  • 行き方京都駅から市バスで五条坂へ、徒歩約10分
  • 季節通年(桜と紅葉の時期は特に混雑)

清水寺は、京都市東山区にある寺。778年に開かれ、1994年に「古都京都の文化財」のひとつとして世界遺産に登録されました。

本堂は、1633年に徳川家光の支援で再建された国宝。崖の上にせり出した「清水の舞台」は高さ約13mで、木の柱を組み上げた「懸造り」で支えられています。

境内には、国宝や重要文化財を含む15の建物が並びます。舞台からは京都の街並みを見渡すことができ、春の桜や秋の紅葉の時期には、ひときわ美しい景色が広がります。

境内に駐車場はありません。桜や紅葉の時期は特に混み合うので、公共交通機関を使い、朝早めの時間に出かけるのがおすすめです。拝観時間は季節や行事で変わります。

伏見稲荷大社

全国の稲荷神社の総本宮。約1万基の鳥居が山へ続く

  • 行き方JR奈良線・稲荷駅からすぐ(京都駅から約5分)。京阪・伏見稲荷駅から徒歩約5分
  • 季節通年

伏見稲荷大社は、全国に約3万社あるといわれる稲荷神社の総本宮。711年に、稲荷山に神様がまつられたのが始まりとされます。

有名なのが、朱色の鳥居がすき間なく並ぶ「千本鳥居」。お山全体の参道に約1万基の鳥居が立ち並び、トンネルのような道が続きます。

稲荷山は標高233m。鳥居の続く参道を歩いて山を一周する「お山めぐり」は、2時間ほどかかるといわれます。手前の奥社奉拝所まででも、千本鳥居の雰囲気を十分に味わえます。

境内での食べ歩きやドローンの使用はできません。参道は狭い所が多いので、写真を撮るときは、ほかの参拝者の通行をさまたげないようにしましょう。

天橋立

海を横切る全長約3.6kmの松並木。日本三景のひとつ

  • 行き方京都駅から特急で約2時間、天橋立駅下車
  • 季節通年

天橋立は、宮津湾に細長く延びる砂州。全長約3.6km、幅約20〜170mの砂の道に、数千本の松が並びます。宮城の松島、広島の宮島と並ぶ「日本三景」のひとつで、国の特別名勝に指定されています。

天橋立は、約4,000年前に海面に現れたと考えられています。松並木の中は、歩いたり自転車で渡ったりできます。

名物は、高い所から股の間をのぞいて眺める「股のぞき」。南側の天橋立ビューランドから見る景色は「飛龍観」、北側の傘松公園から見る景色は「昇龍観」と呼ばれます。

晴れた日の昼間はもちろん、夕暮れどきの景色もおすすめ。展望台へは、ケーブルカーやリフトで上がれます。

清水寺と伏見稲荷大社は、京都駅から電車やバスで気軽に行ける距離。天橋立へは、特急で日本海側の丹後へ足をのばせます。家で京都を味わうなら、宇治茶をいれて、京漬物や鯖寿司を並べた、京都らしい食卓を楽しんでみてください。

長い歴史が息づく寺社と、海の絶景。京都は、何度訪れても新しい表情に出会える土地です。

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参考にした情報