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中部地方

静岡県

お茶とわさびの里、富士と海の絶景

富士山と駿河湾、伊豆半島をもつ静岡県。東西に長い県土に、山と海の豊かな恵みがそろっています。

栽培面積と産出額が日本一のお茶から、富士山を望む三保松原まで。静岡を代表する名産と名所を3つずつ紹介します。

数字で見る静岡県

面積

13位/47

7,776.60km²

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人口

10位/47

352.7万人

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面積:国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」2026年7月1日現在(境界未定地域を含むため参考値)
人口:総務省統計局「人口推計」2024年10月1日現在(千人単位)

静岡県の名産

静岡茶

茶の栽培面積と荒茶の産出額は日本一。香りのよい緑茶の産地

  • 旬新茶は春

静岡県は、茶の栽培面積(2025年)と荒茶の産出額(2024年)がともに日本一。一方、荒茶の生産量では近年は鹿児島県が1位で、静岡県は2位になっています。

鎌倉時代に、聖一国師が中国から持ち帰った茶の種を、今の静岡市にまいたのが始まりと伝わります。明治時代には、徳川家に仕えていた武士たちが牧之原台地を切り開き、大きな茶の産地に育てました。

掛川市や島田市などで受け継がれている、茶園のまわりの草を刈って畑に敷く「茶草場農法」は、2013年に世界農業遺産に認定されています。

未開封のお茶は冷蔵庫か冷凍庫で保存し、使うときは常温に戻してから開けると、湿気を吸いにくくなります。開封後は密閉できる容器に移し、涼しく暗い場所で保存しましょう。

わさび

わさび栽培の発祥の地。清流で育てる伝統の栽培は世界農業遺産

  • 旬通年

静岡県はわさび栽培の発祥の地で、わさびの産出額は全国1位。慶長年間(1596〜1615年)に、今の静岡市葵区有東木で栽培が始まったとされ、徳川家康に献上されて気に入られたという話も伝わります。

明治時代に今の伊豆市で確立された「畳石式」は、大小の石を積み重ねた田に、わき水をかけ流して育てる方法。「静岡水わさびの伝統栽培」として、2018年に世界農業遺産に認定されました。

生のわさびは、皮をむかずに、茎の付いていた側から、目の細かいおろし金でゆっくりおろします。おろしてから少し置くと、辛みと香りが立ちます。

刺身やそばはもちろん、ステーキに添えても絶品。保存するときは水気をふいてラップで包み、冷蔵庫へ。1か月ほどおいしく食べられます。

桜えび

国内では駿河湾だけでとれる小さなえび。春と秋の漁期の味

  • 旬春漁(3月下旬〜6月上旬)、秋漁(10月下旬〜12月下旬)

桜えびは、体長4〜5cmほどの小さなえび。国内でこのえびを漁業でとっているのは、駿河湾だけです。

漁は春と秋の年2回で、夜、海面近くに浮かんできた群れをとります。産卵期にあたる夏は禁漁です。

2018年ごろから不漁が続き、漁師たちは自主的に漁を制限して資源を守っています。2024年の漁獲量は、大不漁となった2020年以降で最も多くなりましたが、資源はまだ回復の途中とされています。

生の桜えびを使ったかき揚げは、駿河湾沿いの郷土の味。釜揚げや素干しも人気です。海外でとれた桜えびも売られているので、お取り寄せでは「駿河湾産」の表示を確かめて選びましょう。

静岡県の名所

三保松原

松林越しに富士山を望む景勝地。世界遺産「富士山」の構成資産

  • 行き方JR清水駅からバスで約25分、三保松原入口バス停から徒歩約15分
  • 季節通年

三保松原は、静岡市清水区の三保半島に続く松林と海岸。約5kmにわたる松林と、駿河湾越しの富士山の眺めで知られています。

1922年に日本で初めて国の名勝に指定され、2013年には世界文化遺産「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産になりました。

天女が松に羽衣を掛けたという「羽衣伝説」の舞台でもあります。御穂神社から海岸の「羽衣の松」までは、松並木の参道「神の道」が約500m続きます。

土日祝日は、松原の近くに停まるバスも運行しています。海辺は風が強い日もあるので、羽織るものがあると安心です。

修善寺温泉

空海が開いたと伝わる、伊豆で最も古いとされる温泉。竹林の小径も

  • 行き方伊豆箱根鉄道・修善寺駅からバスで約8分、終点から徒歩約4分
  • 季節通年

修善寺温泉は、伊豆半島の中ほど、桂川沿いに広がる温泉地。伊豆で最も古い温泉とされています。

温泉街の中心、川の中にわく「独鈷の湯」は、807年に空海がこの地を訪れ、湯をわき出させたと伝わる場所。今は見学のみで、入浴はできません。温泉街の名前の由来となった修禅寺も、空海が開いたと伝えられています。

桂川沿いには、竹林の中を歩く約300mの「竹林の小径」があり、静かな散策が楽しめます。

温泉街には専用の駐車場がないので、車で行く場合は周辺の有料駐車場を利用しましょう。

城ヶ崎海岸

溶岩が波に削られた断崖の海岸。高さ23mの門脇吊橋がスリル満点

  • 行き方伊豆急行・城ヶ崎海岸駅から徒歩約30分
  • 季節通年

城ヶ崎海岸は、伊東市にある海岸。約4000年前に大室山の噴火で流れ出た溶岩が、荒波に削られてできた断崖が続いています。

見どころは、断崖の上に架かる門脇吊橋。長さ48m、高さ23mの吊り橋で、足元に打ち寄せる波を見下ろすスリルが味わえます。吊り橋が苦手な人は、迂回路から橋を眺めることもできます。

海岸沿いには、約3kmの「ピクニカルコース」と、約6kmの「自然研究路」の2つの散策路があります。門脇崎では、溶岩が冷えて固まった柱状節理も見られます。

岩場や散策路には足場の悪いところもあるので、歩きやすい靴で出かけましょう。元日には、吊り橋の上が初日の出を見る人でにぎわいます。

三保松原へは清水駅から、修善寺温泉と城ヶ崎海岸へは伊豆の鉄道で向かえます。伊豆半島をめぐる旅に、富士山を望む三保松原を組み合わせるのもおすすめです。家で静岡を味わうなら、新茶と生わさび、桜えびを取り寄せて、静岡の香りを楽しむ食卓はいかがでしょう。

お茶畑と富士山、駿河湾と伊豆の海。静岡は、ゆったりと景色と味を楽しみに出かけたくなる土地です。

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参考にした情報