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中部地方

新潟県

米どころの恵みと、金の島・佐渡

本州の日本海側にあり、南北に長い新潟県。信濃川と阿賀野川がつくる越後平野が広がり、沖には佐渡島が浮かんでいます。

米どころ新潟を代表するコシヒカリから、世界遺産に登録された佐渡島の金山まで。新潟を代表する名産と名所を3つずつ紹介します。

数字で見る新潟県

面積

5位/47

12,583.80km²

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人口

15位/47

209.9万人

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面積:国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」2026年7月1日現在(境界未定地域を含むため参考値)
人口:総務省統計局「人口推計」2024年10月1日現在(千人単位)

新潟県の名産

コシヒカリ

新潟で交配され、全国に広まった品種。魚沼産などが有名

  • 旬新米は秋(9〜10月ごろ)

新潟県は米の収穫量が全国1位(農林水産省の資料、2025年産)。農業産出額のおよそ3分の2を米が占める、日本有数の米どころです。

コシヒカリは、1944年に新潟県の農事試験場で交配され、福井県の農事試験場で育てられた品種。1956年に新潟県と千葉県で奨励品種となり、「越の国に光り輝く米」という願いを込めて名付けられました。1979年には、全国の作付面積で1位になりました。

新潟県では2005年から、病気に強い性質をもたせた「コシヒカリBL」に切り替えて栽培しています。県内でも、「魚沼産」「岩船産」「佐渡産」など、産地ごとに評価されています。

お取り寄せのお米は、袋のまま涼しく暗い場所に置くか、密閉容器に移して冷蔵庫の野菜室で保存すると、おいしさが長持ちします。

笹団子

よもぎ餅であんを包み、笹の葉でくるんで蒸した新潟の名物

  • 旬通年(もとは端午の節句の行事食)

笹団子は、よもぎを練り込んだ生地であんを包んで俵形にし、笹の葉3枚でくるんで、スゲやイグサで縛って蒸したもの。笹の香りと、よもぎの風味が広がります。

新潟県の中越・下越地方などで、約500年前から食べられてきたとされます。上杉謙信が携帯食にしたという説や、年貢にできないくず米をおいしく食べる知恵から生まれたという説があります。

もとは端午の節句に作られてきた行事食。1964年の新潟国体でおみやげとして紹介されたことをきっかけに、全国に知られるようになりました。

笹の葉には、傷みにくくする働きがあるといわれます。時間がたって固くなったら、蒸し直すか電子レンジで温めると、やわらかさが戻ります。

へぎそば

布海苔をつなぎにした、つるりとしたそば。へぎに一口ずつ盛る

  • 旬通年(新そばは秋)

へぎそばは、小千谷市や十日町市、津南町などで食べられてきたそば。「へぎ」と呼ばれる四角い木の器に、一口分ずつ丸めて盛り付けるのが特徴です。

つなぎに使うのは、海藻の布海苔(ふのり)。この地域は麻織物の産地で、糸に張りを出すのに使っていた布海苔を、そばに生かしたといわれます。つるりとしたのどごしと、弾力のあるコシが生まれます。

一口ずつきれいに並べた盛り付けは「手振り」と呼ばれ、織物の糸を扱う手つきが由来とされます。薬味には、ねぎのほかに、からしを添えるのがこの地域ならではです。

お取り寄せの乾麺は、たっぷりのお湯でゆでて、冷水でしっかり締めるのがコツ。大人数で一枚のへぎを囲めば、店で食べる気分を味わえます。

新潟県の名所

佐渡島

2024年に世界遺産となった金山が残る島。新潟港から船で渡る

  • 行き方新潟港から高速船(ジェットフォイル)で約1時間、カーフェリーで約2時間半(両津港着)
  • 季節通年

佐渡島は、新潟港の沖に浮かぶ大きな島。島に残る金山の遺跡が、2024年7月に「佐渡島の金山」として世界文化遺産に登録されました。

評価されたのは、江戸時代に、機械に頼らない手作業の技術で金を掘り、精錬する仕組みを、250年以上にわたって続けたこと。構成資産は「西三川砂金山」と「相川鶴子金銀山」の2つです。

相川のシンボル「道遊の割戸」は、人の手で金の鉱脈を掘り進めた結果、山が真っ二つに割れたような姿になったもの。江戸時代と明治時代の坑道を歩いて見学できる施設もあります。

島は広く、見どころが点在しています。1泊以上して、金山の遺跡や海の景色をじっくり巡るのがおすすめです。

清津峡

柱状節理の断崖がそびえる峡谷。トンネルの先に絶景が広がる

  • 行き方JR越後湯沢駅からバスで約25分、清津峡入口バス停から徒歩約30分
  • 季節春〜秋(紅葉の時期は予約が必要な日あり)。冬は休坑・時間短縮あり

清津峡は、十日町市にある峡谷。柱状節理と呼ばれる、柱を並べたような岩の断崖が、V字形に深く切れ込んでいます。国の名勝・天然記念物に指定されています。

峡谷を安全に眺められるよう掘られたのが、全長約750mの清津峡渓谷トンネル。2018年に、芸術祭のアート作品として内部が改修され、生まれ変わりました。

いちばん奥の「パノラマステーション」では、床に張られた水に峡谷の景色が映り込み、幻想的な光景が広がります。トンネルの往復には40〜60分ほどかかります。

紅葉の時期は混み合い、事前予約が必要な日があります。冬は雪のため休坑や時間短縮になることもあるので、出かける前に確認しておきましょう。

彌彦神社

「おやひこさま」と親しまれる越後一宮。参拝は二礼四拍手一礼

  • 行き方JR弥彦線・弥彦駅から徒歩約15分
  • 季節通年(秋は菊まつり)

彌彦神社は、弥彦山のふもとにある越後国の一宮。「おやひこさま」の愛称で親しまれ、2400年以上の歴史があると伝えられています。『万葉集』にも、その名が詠まれています。

参拝の作法は、全国でもめずらしい「二礼四拍手一礼」。境内には、願いを込めて持ち上げ、重さの感じ方で願いがかなうかを占う「火の玉石」もあります。

弥彦山の山頂には、ロープウェイで上がれる奥宮があります。秋には、境内で大規模な菊まつりが開かれます。

初詣の時期は多くの人が訪れ、周辺で交通規制が行われます。年末年始に出かけるなら、電車で向かうのがおすすめです。

佐渡島へは新潟港から船で、清津峡へは上越新幹線の越後湯沢駅から、彌彦神社へは新潟駅からJRで向かえます。家で新潟を味わうなら、炊きたてのコシヒカリに、へぎそばと笹団子をそろえれば、新潟の食卓のできあがりです。

豊かな米どころの恵みと、金の歴史が眠る島。新潟は、食べて、歩いて、何度でも味わいたくなる土地です。

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参考にした情報