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中部地方

福井県

越前の海の幸と、禅と恐竜の里

日本海に面し、北の嶺北と南の嶺南に分かれる福井県。越前の海の幸やそばの文化に加え、恐竜の化石が見つかる土地としても知られています。

冬の味覚・越前がにから、断崖が続く東尋坊まで。福井を代表する名産と名所を3つずつ紹介します。

数字で見る福井県

面積

35位/47

4,190.56km²

ランキングで見る

人口

43位/47

73.9万人

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面積:国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」2026年7月1日現在
人口:総務省統計局「人口推計」2024年10月1日現在(千人単位)

福井県の名産

越前がに

黄色いタグが目印の福井の雄のズワイガニ。地理的表示にも登録

  • 旬冬(雄は11月6日〜3月20日、雌のせいこがには11月6日〜12月31日)

越前がには、福井県で水揚げされる雄のズワイガニ。三国、越前、敦賀、小浜の4つの港に水揚げされます。福井県のずわいがにの漁獲量は全国3位です(農林水産省の資料、2024年)。

1997年には全国で初めて、産地を示す黄色いタグを付ける取り組みを始めました。2018年には、カニとして初めて国の地理的表示(GI)に登録されています。

漁期は、雄の越前がにが11月6日から3月20日まで、雌の「せいこがに」は11月6日から12月31日まで。せいこがにの内子は「赤いダイヤ」とも呼ばれます。

ゆでたてをそのまま味わうのが一番のごちそう。お取り寄せの冷凍ガニは、商品の説明に合わせて、冷蔵庫でゆっくり解凍しましょう。

越前おろしそば

冷たいそばに大根おろしと冷たいつゆ。辛みのきいた福井の味

  • 旬通年(新そばは秋)

越前おろしそばは、冷たいそばに大根おろしとかつお節、ねぎをのせ、冷たいつゆでいただく福井の郷土料理。つゆを上からかけて食べるのも、この地域らしい食べ方です。

福井のそばは、戦国時代に朝倉氏が、城に立てこもるときの食料としてそばを育てたのが始まりとされます。江戸時代のはじめに、越前に入った武将・本多富正が連れてきたそば職人が、おろしそばを生んだといわれます。

福井のそば粉は、石臼でひき、そばの実を殻の内側まで丸ごと粉にする「挽きぐるみ」が中心。香りが強く、色の濃いそばになります。

大根は辛みの強いものが好まれ、季節によっては辛味大根が使われます。お取り寄せのそばでも、大根おろしをたっぷり用意すれば、本場の味に近づけます。

羽二重餅

絹織物「羽二重」のようになめらかな、やわらかい福井の銘菓

  • 旬通年

羽二重餅は、餅粉に砂糖と水あめを加えて蒸して練り、数ミリの薄さにのばして切った和菓子。福井市を中心とする嶺北地方の名物です。

名前の由来は、福井の特産品だった絹織物「羽二重」。そのなめらかでつややかな手ざわりを思わせるお菓子として、1905年(明治38年)に名付けられました。

口に入れるとふわりとやわらかく、上品な甘さが広がります。シンプルな味わいなので、緑茶によく合います。

やわらかさを保つため、保存方法や日持ちは商品の表示を確かめましょう。おみやげとしても定番の、福井らしいお菓子です。

福井県の名所

東尋坊

柱状節理の断崖が約1km続く景勝地。国の名勝・天然記念物

  • 行き方えちぜん鉄道・三国駅からバスで約15分(JR芦原温泉駅からはバスで約45分)
  • 季節通年(夕日の名所)

東尋坊は、坂井市の海岸に続く断崖。高さ最大約25mの岩壁に、柱を束ねたような「柱状節理」が約1kmにわたって続き、国の名勝・天然記念物に指定されています。

名前は、この地で崖から落とされたという僧・東尋坊の伝説に由来すると伝わります。

遊覧船に乗れば、海の上から断崖を見上げることもできます。日本の夕陽百選にも選ばれていて、夕暮れどきの景色は格別です。

崖には柵がなく、足場の悪い場所もあります。岩場の先端には近づきすぎず、天気が悪い日や波が高い日は特に気をつけましょう。

永平寺

道元禅師が開いた禅の修行道場。今も修行僧が日々を送る

  • 行き方JR福井駅から直行バスで約30分。えちぜん鉄道・永平寺口駅からはバスで終点下車、徒歩約5分
  • 季節通年

永平寺は、1244年に道元禅師が開いた、曹洞宗の大本山。今も多くの修行僧が暮らし、禅の修行に励んでいます。

山の斜面に沿って建つお堂が回廊でつながり、参拝者はその中を順に歩いて見学します。ひと通り巡ると、1時間弱ほどかかります。

永平寺は観光地ではなく修行の場です。修行僧の撮影はせず、静かに見学しましょう。通路は左側を歩き、鳴らし物には触れないのが決まりです。

受付は16時30分までで、16時までに着くよう案内されています。境内は階段が多いので、歩きやすい靴で出かけましょう。

福井県立恐竜博物館

恐竜の全身骨格がずらりと並ぶ博物館。入館は日時指定の予約制

  • 行き方えちぜん鉄道・勝山駅からバスまたはタクシー。JR福井駅から直行の恐竜バス(土日祝・繁忙期)
  • 季節通年(第2・第4水曜と年末年始は休館)

勝山市にある、恐竜をテーマにした博物館。勝山市は恐竜の化石が見つかる土地として知られ、館内には恐竜の全身骨格が数多く並びます。

2023年7月にリニューアルし、展示がさらに充実しました。銀色のドーム形の建物も目を引きます。

入館には、日時を指定した観覧券が必要です。当日券は残りがあるときだけ販売され、休日などは売り切れることもあるので、事前に購入しておきましょう。

休館日は第2・第4水曜日と年末年始。JR福井駅からの直行バスは、土日祝日や繁忙期に運行しています。

東尋坊へはえちぜん鉄道の三国駅から、永平寺へは福井駅から直行バスで、恐竜博物館へはえちぜん鉄道で勝山へ向かえます。家で福井を味わうなら、冬に越前がにを取り寄せ、越前おろしそばと羽二重餅をそろえて、福井づくしの食卓を楽しむのもおすすめです。

冬のカニ、断崖の絶景、禅の静けさ、そして恐竜。福井は、思いがけない出会いが待っている土地です。

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参考にした情報