撮影場所は、NHK・作品の公式・自治体・報道で公表されたものだけを載せています。個人のお宅や学校など、撮影のために借りた場所は載せていません。「ロケ地」は撮影した場所、「舞台」は物語の設定の土地、「ゆかりの地」はモデルの人物に関係する場所です。
「豊臣兄弟!」は、2026年1月4日から放送されているNHKの大河ドラマです。主人公は、天下人・豊臣秀吉の弟で、兄を支え続けた豊臣秀長。仲野太賀さんが演じ、脚本は八津弘幸さんが手がけています。
このページでは、秀吉・秀長の兄弟が生まれたとされる名古屋の中村と、秀長が城主として治めた奈良の大和郡山の「ゆかりの地」、そしてフィルムコミッションやお寺が公表した山形・岩手の「ロケ地」を、種類を分けて紹介します。ゆかりの地の近くで味わいたい名物もあわせてまとめました。
めぐりたい場所(順次追加予定!)
中村公園
秀吉・秀長兄弟が生まれたとされる地区の公園。期間限定の展示も
ドラマとの関係:主人公・秀長と兄・秀吉の生まれた地とされる名古屋市中村区にある公園(撮影場所ではありません)
中村公園は、名古屋市中村区にある市の公園です。このあたりは、豊臣秀吉・秀長の兄弟が生まれた地とされ、まわりには秀吉をまつる豊国神社や、生誕の地を示す碑、ゆかりの寺が点在しています。
公園の中には、秀吉と、同じく中村の生まれの武将・加藤清正の資料を集めた「名古屋市秀吉清正記念館」があります。月曜日(祝日のときは直後の平日)などが休館なので、出かける前に確認しておきましょう。
大河ドラマの放送にあわせて、公園の中に「豊臣ミュージアム」が開かれています。ドラマの世界を紹介する大河ドラマ館が入っているほか、戦国時代の食と名古屋の食をつなぐ無料の展示もあります。開館は2027年1月までの期間限定なので、行くなら早めがおすすめです。
兄弟が子ども時代を過ごした土地の空気を感じながら、豊国神社から公園の中をゆっくり歩いてみてください。名古屋駅から地下鉄で行けるので、名古屋観光の合間にも立ち寄りやすい場所です。
郡山城跡
秀長が城主として大和を治めた城の跡。春は桜の名所
ドラマとの関係:主人公・秀長が1585年に入り、大和などを治めた居城の跡(撮影場所ではありません)
郡山城跡は、奈良県大和郡山市にある城の跡です。1585年、秀長はこの城に入り、大和などの国を治めました。大和国でいちばん大きな城だったといわれ、内堀や石垣が今もよく残っています。
石垣を修復した天守台には展望できる場所が整えられ、城下町や奈良盆地を見渡せます。城跡には桜が多く植えられ、日本さくら名所100選にも選ばれています。春に訪ねるなら、桜と石垣の組み合わせが見どころです。
秀長は1591年に郡山城で亡くなりました。城跡から歩いて約15分の大納言塚は秀長の墓所で、江戸時代に建てられた五輪塔が立っています。城下町には秀長の菩提寺の春岳院もあり、秀長の肖像画などが伝わります。城跡とあわせて歩けば、秀長の人生の最後の舞台がよくわかります。
近鉄郡山駅の近くでは、2027年1月までの期間限定で「大和郡山 大河ドラマ館」が開かれています(年末年始は休館)。城跡と城下町、ドラマ館をセットでまわると、半日ほどで秀長の足あとを一通りたどれます。
本山慈恩寺
クランクインの地。第1・2回に茅葺きの本堂や鐘楼が登場
ドラマとの関係:撮影開始の地となり、第1回に本堂の茅葺き屋根、第2回に鐘楼が映った(寺の公式サイトで公表)
本山慈恩寺は、山形県寒河江市にある寺です。奈良時代に開かれたと伝えられ、江戸時代には東北でも有数の大きな寺として栄えました。2014年には「慈恩寺旧境内」が国の史跡に指定されています。
寺の公式サイトによると、慈恩寺は「豊臣兄弟!」の撮影が始まった場所で、第1回では本堂の茅葺き屋根が、第2回では境内の鐘楼と、鐘をつく場面が映し出されました。物語の始まりを彩った景色を、実際に見ることができます。
ドラマに映った本堂は、1618年に完成した茅葺きの建物で、国の重要文化財です。境内には三重塔や山門もあり、平安・鎌倉時代の仏像も伝わっています。拝観には料金がかかり、特別展の時期などは内容が変わることもあるので、出かける前に寺の案内を確かめておきましょう。
志波城古代公園
ドラマでは清洲城として登場。復元された門と土塀が広がる史跡
ドラマとの関係:劇中で清洲城として登場(盛岡広域フィルムコミッションが公表)
志波城古代公園は、岩手県盛岡市にある国の史跡「志波城跡」を整備した公園です。志波城は平安時代のはじめ、今から約1,200年前に、坂上田村麻呂がつくった城の跡で、当時の陸奥国でもっとも北にあった城柵とされます。
発掘調査の成果をもとに、門や櫓、役所の建物、長く続く土の塀(築地塀)が復元されています。盛岡広域フィルムコミッションによると、この公園はドラマの中で、物語の序盤の重要な場所である「清洲城」として登場しました。
戦国時代の尾張の城が、平安時代の東北の城跡で撮られていたと思うと、画面の見え方も変わってきます。広い園内は自由に歩けて、案内所にはガイドもいます。盛岡の街なかからバスで行けるので、盛岡観光とあわせて訪ねてみてください。
兄を支え続けた秀長の物語は、名古屋の中村で始まり、奈良の大和郡山で終わります。ドラマを見終えたら、兄弟が生まれた町と、秀長が治めた城を訪ねて、物語の余韻を旅で味わってみてください。名古屋では味噌煮込みうどんを、奈良では柿の葉寿司を味わうのもお忘れなく。
愛知県・奈良県・山形県・岩手県の名産や名所は、それぞれの県のページで紹介しています。あわせてどうぞ。