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中国地方

島根県

神話の国の味と、出雲・石見の名所

中国地方の北西部、日本海に面した島根県。神話の舞台として知られる出雲や、城下町・松江、世界遺産の石見銀山など、歴史と神話にあふれた土地です。

香り高い出雲そばから、縁結びの神様で知られる出雲大社まで。島根を代表する名産と名所を3つずつ紹介します。

数字で見る島根県

面積

19位/47

6,707.75km²

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人口

46位/47

64.2万人

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面積:国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」2026年7月1日現在
人口:総務省統計局「人口推計」2024年10月1日現在(千人単位)

島根県の名産

出雲そば

殻ごとひいた粉で打つ、色が濃く香り高いそば。割子そばが名物

  • 旬通年(新そばは秋)

出雲そばは、そばの実を殻ごとひいた「挽きぐるみ」の粉で打つため、色が濃く、香りが高いのが特徴。岩手のわんこそば、長野の戸隠そばと並ぶ「日本三大そば」のひとつとされます。

松江藩の初代藩主・松平直政が、信州の松本から移ってきたときに、そば職人を連れてきたのが始まりといわれます。奥出雲では、平安時代からそばが食べられていたともいわれます。

代表的な食べ方は、器に盛った冷たい「割子そば」。つゆを直接かけて食べます。温かい「釜揚げそば」は、ゆでたそばをそば湯ごと器に入れ、つゆで味を調えて食べます。

お取り寄せのそばも、ゆでたら冷水で締め、薬味をのせてつゆをかけるだけで、割子そば風に楽しめます。

しじみ

汽水湖・宍道湖でとれるヤマトシジミ。漁獲量は全国1位

  • 旬通年(夏の土用しじみ、冬の寒しじみ)

島根県のしじみの漁獲量は全国1位(農林水産省の資料、2024年)。その中心が、海水と淡水がまじる汽水湖・宍道湖でとれるヤマトシジミです。宍道湖の塩分は、海水の10分の1ほどです。

「宍道湖産ヤマトシジミ」「宍道湖しじみ」は、2025年に国の地理的表示(GI)に登録されました。江戸時代の終わりには、松江藩の「御用しじみ」だったともいわれます。

漁師は「ジョレン」と呼ばれる道具で湖底のしじみをとり、出荷するのは殻の幅が10mm以上のものだけ。夏の「土用しじみ」と、冬の「寒しじみ」がおいしいとされます。

定番はしじみ汁。冬はみそ汁、夏はすまし汁で親しまれてきました。煮すぎると身がかたくなるので、殻が開いたら火を止めるのがコツです。

のどぐろ

「白身魚のトロ」と呼ばれる赤い魚。一年を通して脂がのる

  • 旬通年

のどぐろは、正式にはアカムツという赤い魚。口の中ののどの奥が黒いことから、この名で呼ばれています。脂ののった身は、「白身魚のトロ」とも称されます。

島根県では主に底びき網でとられ、季節を問わず脂がのっているのが魅力。浜田市では、沖合でとれた一定の大きさ以上ののどぐろを「どんちっちノドグロ」としてブランド化しています。

刺身やあぶり、煮付け、塩焼き、干物と、どんな料理にも合います。皮目をあぶると、とろけるような脂の甘みが引き立ちます。

干物は保存がきき、焼くだけで手軽に楽しめます。焼きすぎると脂が落ちてしまうので、様子を見ながら焼きましょう。

島根県の名所

出雲大社

縁結びの神様として知られる古社。本殿は国宝で、大注連縄も見事

  • 行き方JR出雲市駅からバスで約25分
  • 季節通年(神在月の神事は旧暦10月。2026年は11月18日〜25日)

出雲大社は、大国主大神をまつる神社。縁結びの神様として知られ、全国から多くの人が訪れます。

本殿は1744年に建て替えられたもので、高さは24m。古い神社建築の様式「大社造」を代表する建物として、国宝に指定されています。神楽殿にかかる大注連縄は長さ13mを超え、迫力満点です。

参拝の作法は、全国でもめずらしい「二礼四拍手一礼」。全国の神々が出雲に集まるとされる旧暦10月は「神在月」と呼ばれ、2026年は11月18日から25日にかけて、神様を迎える神事などが行われます。

参拝できるのは朝6時から夜7時まで。本殿の裏手は夕方に閉まるので、ゆっくりお参りするなら早めの時間がおすすめです。

石見銀山

約400年にわたって銀を産出した鉱山の跡。2007年に世界遺産

  • 行き方JR大田市駅からバスで約25分
  • 季節通年

石見銀山は、大田市にある銀山の跡。1527年に発見され、1923年に休山するまで、約400年にわたって銀が掘られました。2007年に「石見銀山遺跡とその文化的景観」として世界遺産に登録されています。

1533年には、銀を取り出す「灰吹法」という技術が取り入れられ、銀の生産を支えました。

鉱山の町・大森の町並みや、坑道「龍源寺間歩」などを歩いて巡れます。龍源寺間歩までは、大森の町から歩いて40分ほど。坑道の中はひんやりしていて、足元が滑りやすい所もあります。

大森地区はマイカーの乗り入れが規制されていて、世界遺産センターの駐車場からバスで向かいます。歩く距離が長いので、歩きやすい靴で出かけましょう。

松江城

1611年に完成した天守が残る国宝の城。堀を巡る遊覧船も人気

  • 行き方JR松江駅からバスで約10分、大手前下車、徒歩約5分
  • 季節通年(天守の大修理が2027年6月から予定)

松江城は、江戸時代から残る12の天守のひとつ。天守が1611年に完成したことが、見つかった祈祷札から確かめられ、2015年に国宝に指定されました。

天守は、外から見ると4重、中は5階建てに地下1階がある造り。中国地方に唯一残る、四重五階の天守です。

天守の中は、入口で靴を脱いで見学します。階段はとても急なので、足元に気をつけて上り下りしましょう。城のまわりの堀は、遊覧船で巡ることもできます。

天守では2027年6月から2030年12月まで、大規模な修理「令和の大修理」が予定されています。修理中に天守へ上れるかはまだ決まっていないので、出かける前に最新情報を確認しましょう。

出雲大社へは出雲市駅から、松江城へは松江駅から、石見銀山へは大田市駅からバスで向かえます。松江から出雲へは、宍道湖のほとりを走る電車で移動するのもおすすめです。家で島根を味わうなら、出雲そばとしじみ汁、のどぐろの干物で、山陰の食卓を楽しんでみてください。

神話の息づく社、銀の歴史が眠る山、水の都の城。島根は、ゆっくりと時の流れを感じに出かけたくなる土地です。

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参考にした情報